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L-ドパ製剤

L-ドパ製剤は足りなくなったドパミンを補うためのお薬で、パーキンソン病治療の中心になります。
血液と脳の間には関所(血液脳関門)があり、ドパミンはこの関所を通ることができません。そのため、この関所を通ることができ、脳の中でドパミンになるL-ドパをお薬として使います。
L-ドパ製剤はよく効くお薬ですが、長期間のんでいると効果が弱くなったり、1日のうちに症状がよくなったり悪くなったりすることがありますので、量を少な目にしたり、最初は他の薬を使ったりすることもあります。

特徴

  • パーキンソン病の主な症状を改善します。
  • ほとんどの患者さんで効果が期待できます。
  • 服薬を開始してから数日~数週間で効果があらわれます。
  • パーキンソン病治療の中心となるお薬です。
  • 長い間お薬を飲んでいると、お薬が効いている時間が短くなったり、自分の意思と関係なく体の一部が動いてしまうこと(ジスキネジア)があります。

主な副作用

【飲みはじめによくみられる症状】

  • 吐き気・食欲低下など

【長い間飲んでいるとみられる症状】

※1 薬が効く時間が短くなること

※2 ドパミンが多くなりすぎて体が勝手に動いてしまうこと

  • この他に幻覚、妄想、突然の眠気など

服用中の注意

  • 自分の判断で薬の量を減らしたり、中止しないでください。
  • サプリメント(栄養補助食品)の中には、一緒に飲むことでL-ドパ製剤の効き目が悪くなるものがあります。
  • 飲んだ薬が胃から血液の中に吸収されるとき、他の栄養分の吸収に影響されることがあります。
  • 朝、昼など薬の効果を高めたい時間帯はできるだけタンパク質を含む食品を摂らず、1日の必要量は夕食で摂ると、日中のL-ドパの効果を高めることができます。
  • L-ドパ製剤は、酸性にすると吸収されやすくなるので、酢の物や柑橘類のジュースなどで酸を補うようにしましょう。ビタミンCと一緒にのむとよい場合もあります。

気になる症状が現われた場合には、遠慮せずに担当医に相談してください。

監修 : 関東労災病院 名誉院長 柳澤信夫 先生

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